小さいころから運動が好きだったので、中学でも運動部に入りました。田舎の中学で運動部は二つしかありませんでした。
入部当初は頑張ってやっていましたが、部活内の変なルールや先輩のパワハラ、同級生とのいざこざなどがあり、とてもストレスでした。
私は元気ではつらつとした性格でしたが、中学に上がって4か月たって、いつもビクついている暗い性格になりました。
そんなストレスの中で唯一周りから言われることは「痩せてるね、細いね」でした。
何も上手く行かず苦しい中でそう褒められ、「私は痩せていると周りから褒められ、価値が出るんだ」と思うようになってしまいました。
部活は辞めてしまいましたが、性格が戻るわけでもなく、心の傷は治りませんでした。
傷を癒してくれるのは痩せていることでした。
痩せていることで自分を少し許すことができ、痩せていることが心の支えになりました。
とにかく食べることが嫌になりました。家でも学校でも野菜しか食べませんでした。給食の時間はとても苦痛でした。みんながもっと食べろとと言ってきて、とてもストレスでした。
運動もやめられず登下校は必ず歩き。学校内の移動は小走り。家では筋トレやランニング。毎日行っていました。
当時の自分は、自分が病気、摂食障害だとは一ミリも思いませんでした。むしろ健康に気を使っていて偉いと思っていました。
痩せていることが全てで心の支えの私には周りの声や忠告は全く耳に入ってきませんでした。
160センチ、36キロで三年間生きてました。
この後高校に入り回復期が訪れます。その話は高校編で書きたいと思います。
ではまた。